土圧をうけるコンクリート隅角部擁壁のたて壁の挙動は複雑であるため、設計手法が確立されていないのが現状である。そのたて壁を二隣辺固定二辺自由版にモデル化した場合、版厚や解析モデルの影響で解析結果の適用性に関する検討が必要である。本研究は有限要素法とフーリエ級数による解析手法を用いて、コンクリート隅角部擁壁のたて壁の応力度分布や固定辺に生じる断面力に関する検討を行い、たて壁の設計上における問題を明らかにした。 平成18年:コンクリート工学会 / 担当:金田、高嶺 コンクリート隅角部擁壁のたて壁の設計について[PDFファイル]