本業務は白浜南風見線(県道215号線)の一部として重要度の高い与那田橋について、上部工および下部工の耐久性能や耐震性能を把握し、3箇年プログラムに準じた補修補強設計を行ったものである。まず、下部工毎に復元設計と現行基準に準じた耐震性能照査を行った。その結果、ほぼすべての下部工で耐震性能が不足していた。本橋は河川を跨いでおり橋脚の耐震補強を行うことは水中施工を伴い、かつ土被りが大きいため困難である。そのようなことから桁連結を行い、支承条件を橋台一点固定他分散とし、橋脚を降伏させず耐震補強を避けるものとした。耐震照査は、レベル1地震時は静的解析手法、レベル2地震時は動的解析手法を用いて検討した。