本業務は、塩害により劣化した既設水門の改修に伴い、防潮と貯水機能を兼有した水門設計を行ったものである。水門本体は、操作機能・貯水排水性・維持管理・経済性・本現場への適用性を勘案して、2門(写真-左)の浮体式起伏型自動ゲート(写真-中)を採用した。本ゲートは通常は無動力で作動するが、緊急時や貯水時には強制的に制御できるように、操作室を水門に隣接して計画した。また、取付護岸には景観性の良い化粧型枠(写真-右)を用いた。