施工前① 施工後① 施工後②
 本業務は、八重瀬町字安里地区の農地周辺に発生した土砂崩壊に対する対策工の設計を行ったものである。当該地区の対象斜面には、地すべりの兆候を示す変状等が確認され、このまま放置すると地すべりにより、農作物や農業施設に多大に被害が生じる状況であった。本業務は、このような地すべり被害を未然に防止するために、現地踏査および地形条件から、地すべりブロックを明確にし、その代表的な断面である主測線にて、土質調査、動態観測を行い、地すべり面を想定し、土地利用状況等に配慮した対策工法を選定した。対策工法の選定は、排土工+柱列式アンカー付擁壁工、抑止杭工、現場吹付法枠工+グラウンドアンカー工について比較検討を行い、排土工+柱列式アンカー付擁壁工を採用した。