沖縄本島の北部に位置する安田漁港海岸は、本県特有のリーフ海岸となっており、台風時にはリーフ上で水位が上昇し、その影響で、背後集落に高潮被害を発生させている。そこで、リーフ上の波の変形解析で設計波を算出し、高潮対策としての人工リーフ、養浜を用いた面的防護方式を採用した。また、長期的な汀線の安定化を図るため、汀線シミレーション解析を行い、人工リーフの平面配置を決定した。