施工前 イメージ図 施工後
 本業務は、国営土地改良事業により地下ダム等の水源開発が行われている伊江村において、県営かんがい排水事業東江上地区の中継水槽(ファームポンド)及び送・配水路(パイプライン)の調査、測量、設計を実施したものである。ファームポンドの構造形式は、貯水容量V=2,140m3の2槽構造であることからPC構造を採用し、設計を行った。また、下槽の設計水位確保の為、盛土高5mに伴う、擁壁の構造形式については、比較検討の上、施工性、経済性等から柱列式擁壁を採用し、設計を行った。既設グスクため池から中継水槽への送水管及び、中継水槽からグスクため池へのパイプラインについては、設計水圧より硬質塩化ビニル管を選定し、設計を行った。なお、ファームポンドの外壁は、イメージ図を用いた景観性の検討により、塗装なしのコンクリート仕上げを採用した。