平成19年8月11日の豪雨(24時間雨量293mm、時間最大雨量46mm)により知念中学校と隣接するワンジン原団地の間にある大型ブロック積擁壁と法面の崩壊により、団地側で高さ2mの陥没と学校側の駐車場で舗装の亀裂および地すべりによる圧縮が生じているため、駐車場の一部と給食施設が使用できなくなる状況である。よって、現地調査、調査ボーリング等を実施し、これらの結果を基に地すべり対策工詳細設計を行った。地すべり対策として、第一案:抑止工(杭工)、第二案:抑制工(抑盛土工)を比較検討した結果、経済性、地すべり防止効果等に優れる第二案:抑制工(抑盛土工)にて施工した。