昨今の社会状況などからこれからは既設構造物の維持管理が重要なものとなる。本土においては高度成長期時代に数多くの土木構造物が構築された。今後はその維持管理が相当な負担となる。 沖縄県においては、日本復帰(1972年)以後の社会資本整備により相当数の土木構造物が造られた。しかし,維持管理に対する認識が低かったことから,塩害等の問題が生じている。本論文は沖縄県の南に位置する石垣島の既設橋梁(ボックス・カルバートを含む)を対象にGIS(地理情報システム)を利用した最適な維持管理の方法について検討した概要を報告する。 平成14年:土木工学会 / 担当:親泊、金田、知念 地理情報システムを利用した沖縄県石垣島の既設構造物維持管理システムの構築[PDFファイル]