本論文は、帯筋のみで横補強したRC柱(基準試験体)1体、鋼管とPC鋼棒で高横補強したRC柱1体及び鋼管と緊張PC鋼棒で高横補強した RC柱2体の研究成果について示す。柱の高さは500mmであり、断面寸法は250×250mmの正方形断面である。また、主筋量(pg=5.51%)が多 く、せん断スパン比が1.0の短柱である。鋼管とPC鋼棒で高横補強したRC柱の耐震性能がその他のRC柱と比較して非常に優れている。 本文では、各横補強材で補強したRC柱の曲げ耐力、せん断耐力の評価手法を示した。提案した評価手法は実験結果を精度良く評価できる。

平成22年:日本建築学会 / 担当:金田

正方形鋼管と緊張PC 鋼棒で横補強したRC柱の実験的研究[PDFファイル]