①全体平面図 ②重要度区分 ③施設の概査(近接目視)
 本業務は、久米島町「真謝地区」の4、6、7ブロックの地すべり防止施設を対象に長寿命化計画を策定し、その資料をとりまとめたものである。長寿命化計画策定に際し、地区内の地すべりブロックの重要度の定量的な評価及び施設対策の優先度について優先度判断基準を設定した。当該ブロックの地すべり防止施設は、4ブロックが抑止杭、6、7ブロックが集水井工であった。概査は近接目視を主とした調査を実施し、また、集水井におけるライナープレートの空洞調査にはファイバースコープを活用し実施した。対策優先度評価フローを作成し健全度「Ⅲ」、「Ⅳ」を対象に実施した。その結果、水抜きボーリングについては孔内洗浄工、集水井工は内巻補強工法による対策を選定した。検討結果を踏まえ、対策方針、管理方法、施設概要、調査結果概要等をとりまとめ長寿命化計画書を作成した。