糸満市水産振興協議会の様子 作業部会の様子 第3次糸満市水産業振興基本計画
【概要】本業務は、糸満市の水産業を推進するために「第3次糸満市水産業振興基本計画」の策定を行った。本計画の計画期間は平成25年度から平成34年度までの10年である。 【業務・計画策定のポイント】基本計画を策定するにあたって、まず糸満市をはじめ、全国や沖縄県における水産業の現状把握及び水産業が抱える課題の抽出を行った。つぎに、糸満市の過年度計画である「第2次糸満市水産業振興基本計画」で提示された、施策の事業実績の達成度を検証し、糸満市の水産業における継続的な課題の検討も行った。なお、計画策定においては、糸満市水産業振興協議会を4回、下部組織としての作業部会を2回開催し、意見聴収及び協議を行い、また、上位計画である第4次糸満市総合計画における理念を基本とし、これに合致した計画となるよう計画書をとりまとめた。 【成果・計画書内容】基本理念を「水産業の総合産業化を推進し、活力ある水産都市を構築する」とし、この理念を実現するための7つの基本施策(①漁場の環境保全・整備、②持続的漁業の振興、③漁業の担い手・組織の育成、④漁港の整備、⑤地方卸売市場の再開、⑥水産物の流通・加工業の振興、⑦海やからのまちづくり)を設定し、施策毎に具体的な取組内容の検討を行った。さらに、本計画を検証、推進していくための体制づくりの提案も行い、今後の糸満市の水産業を推進させていく実効性のある計画を目指した。