農業土木は、農業の生産性向上を目的に圃場整備をはじめ農道、かんがい施設、集落排水等の整備および農地保全・防災等、農業基盤施設の整備を図る重要な技術であります。沖縄県においては、台風および豪雨によって農地が土砂災害に見まわれ、例年、多大な農産物の被害が発生している状況にあり、農業施設の整備と同様に農地保全・防災が強く望まれています。  当社では、これまでに県、市町村における農道、水路施設、土砂崩壊防止施設等の計画・詳細設計や、指針作成等に携わってきました。今後も、環境との調和を図りながら農業土木業務に積極的に取り組んで行く方針であります。

事 例

指針作成業務

当社では、沖縄県の土地改良事業等で必要とされる設計・施工の技術統一を図る目的で「農地地すべり杭工設計指針」、「農地防風施設設計指針」を作成致しました。

 技術統一を目的に作成した設計指針

土砂崩壊防止設計業務

本業務は、佐敷町字手登根地区の農地に面した斜面における地すべり対策工の設計を行ったものであります。対策工は、長大な自然斜面に構造物等を建設することなく、自然環境に配慮した待ち受け型柱列式擁壁で対策を施しました。

 竣工状況

カンジン地区貯水池斜面保護工検討業務

本業務は、県営かんがい排水事業にて整備されている久米島町カンジン地区貯水池の斜面保護対策の検討を行ったものであります。斜面保護工については、湛水後の貯水池周辺斜面の安定解析を二次元FEM解析を用いて段階的な侵食を考慮したすべり面を定量的に把握し、合理的な対策工を決定しました。

 竣工前

 竣工状況

糸数地区貯水池設計業務

本業務は、県営畑地帯総合整備事業で貯水池8基の設計を行ったものであります。同地区は地区内に河川等がなく、地下水もほとんどないことから、農業用水の確保が困難であったため、小規模分散型貯水池が計画されている。貯水池の構造形式は現場条件により逆T式擁壁とU型擁壁とを使い分けて計画しました。

 U型擁壁式貯水池の竣工状況